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下々
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しも/″\
ふりがな文庫
“
下々
(
しも/″\
)” の例文
こそ
智慧伊豆
(
ちゑいづ
)
と
下々
(
しも/″\
)
にては評判も致し御
筆頭
(
ひつとう
)
と申し
其許樣
(
そのもとさま
)
に上越す御役人はこれ
有
(
ある
)
まじとの評判に候と申さるゝに伊豆守殿是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
三十そこ/\で、放埒で、我儘で、惡く賢こくて、なまじ
下々
(
しも/″\
)
の事に通じて居ては、凡そ扱ひにくい典型的な殿樣です。
銭形平次捕物控:040 兵庫の眼玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
是
(
こ
)
れにても
同胞
(
はらから
)
かと
思
(
おも
)
ふばかりの
相違
(
さうゐ
)
なるに、
怪
(
あや
)
しきは
母君
(
はヽぎみ
)
の
仕向
(
しむけ
)
にて、
流石
(
さすが
)
かるがるしき
下々
(
しも/″\
)
の
目
(
め
)
に
立
(
たち
)
し
分
(
わ
)
け
隔
(
へだ
)
ては
無
(
な
)
けれども、
同
(
おな
)
じ
物言
(
ものい
)
ひの
何處
(
どこ
)
やら
苦
(
に
)
がく
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
又女房を金の
抵当
(
かた
)
に取るなどと
端
(
はした
)
ないことはなさる筈がない、そんなことは
下々
(
しも/″\
)
ですること、先生はよもや御得心のことではあるまい、何か頓と分りませんから
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「こんなに騒ぐところを見ると、
下々
(
しも/″\
)
では
生活
(
くらし
)
が苦しいんでせうね。」夫人は悲しさうな顔をした。「いかがでせう、騒ぎが少し鎮まりましたら御一緒に貧民の視察にでも出掛けましては。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
もっともこの
形
(
かたち
)
の
古墳
(
こふん
)
は、
昔
(
むかし
)
でも
偉
(
えら
)
い
人
(
ひと
)
を
葬
(
はうむ
)
るために
造
(
つく
)
つたものでありまして、
天皇樣
(
てんのうさま
)
だとか、
皇族
(
こうぞく
)
の
方々
(
かた/″\
)
の
御墓
(
おはか
)
に
多
(
おほ
)
く
用
(
もち
)
ひたのでありまして、
下々
(
しも/″\
)
のものはやはり、
圓
(
まる
)
い
塚
(
つか
)
を
用
(
もち
)
ひたのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「利助、平次、これは容易ならぬぞ、手柄爭ひをする時ではない。二人心を併せて下手人を探し出してくれ、
下々
(
しも/″\
)
の騷ぎは、何時かは必ずお上のお耳に入る」
銭形平次捕物控:004 呪ひの銀簪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
縫「へえ中々
下々
(
しも/″\
)
では
斯
(
こ
)
ういう結構なお菓子を見る事は出来ません、頂戴致します、有難う存じます」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「こいつは大名屋敷の女部屋にあるといふ話は聽いたが、
下々
(
しも/″\
)
でこんな仕掛を見たのは初めてだよ。この棧をおろして置くと、外からは障子を破りでもしなければ、先づ開ける工夫はあるまいな」
銭形平次捕物控:130 仏敵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
々
3画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕