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仕向
隔ては
次第に
重なるばかり、
雲霧がだんだんと
深くなつて、お
互ひの
心の
分らないものに
成りました、
今思へばそれは
私から
仕向けたので
マーキュ さゝ、
足下はイタリーで
誰れにも
負を
取らぬ
易怒男ぢゃ、
直に
怒るやうに
仕向けられる、
仕向けらるれば
直怒る。
この夫に対する
仕向は両三年来の
平生を貫きて、彼の性質とも病身の
故とも許さるるまでに
目慣されて又
彼方よりも咎められざるなり。
取りて
又樂むべし
其の
上此方の
仕向により
聟の方より出て
行時は
金を
返さずに
濟仕方は如何
程も有べしとお
常忠八の
惡巧にて
種々に言なし
終に又七を