“仕業”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しわざ99.1%
しごと0.6%
しわぎ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時分、桑の枝に小蛙が突き刺されたまま干からびているのは、あれはもずがやった仕業しわざだ。と私らは村の人から聞かされていた。
探巣遅日 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
それで近頃衣類を新しく調こしらえた形跡がなくて、通信用の書簡箋を鑑定するに及んで物資の窮乏を感ぜない、まア資産階級の仕業しごとと判った。
誘拐者 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)
こんな事でもその機会きっかけがこんがらかると、非常な、不思議な現象が生ずる。がこれは決して前述べた魔の仕業しわぎでも何でもない、ただ或る機会から生じた一つ不思議なはなし
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)