“仕立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したて56.8%
した29.5%
したつ6.8%
じたて6.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掛て飴色網代に仕立したてしは此伊賀亮が計ひなり如何に越前守此儀あしかるべきやと問詰とひつめれば越前守は言葉なく無念におもへども理の當然なれば齒を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やがて、みんながおしろのなかにはいりますと、広間ひろまはちがおいてあって、そのなかに仕立したてあがった婚礼用こんれいようのシャツがはいっていました。
行先ゆくさき何處いづこちゝなみだは一さわぎにゆめとやならん、つまじきは放蕩息子のらむすこつまじきは放蕩のら仕立したつ繼母まゝはゝぞかし。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一人は三尺帯につッかけ草履の仕事師の息子、一人はかわ色金巾がなきんの羽織に紫の兵子帯へこおびといふ坊様仕立じたて、思ふ事はうらはらに、話しは常に喰ひ違ひがちなれど
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)