“仕立物”の読み方と例文
読み方割合
したてもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その出品は重に習字、図画、女子は仕立物したてもの等で、生徒の父兄姉妹は朝からぞろぞろと押かける。取りどりの評判。
画の悲み (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「へエ、十年前に亭主の多の市と別れて隣町で細々と仕立物したてものをしながら暮して居ますよ」
なにみねたかと安兵衛やすべゑ起上おきあがれば、女房つま内職ないしよく仕立物したてもの餘念よねんなかりしをやめて、まあ/\れはめづらしいとらぬばかりによろばれ、れば六でうに一けん戸棚とだなたゞ一つ
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)