“したてもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仕立物66.7%
裁縫物22.2%
為立物11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へエ、十年前に亭主の多の市と別れて隣町で細々と仕立物したてものをしながら暮して居ますよ」
挨拶が済むと、静子は直ぐ、智恵子が片付けかけた裁縫物したてものに目をつけて
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
身なりを立派にする道楽のある末造は、自分だけの為立物したてものをさせる家があるので、そこへ事情を打ち明けて、似附かわしい二人の衣類をあつらえた。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)