“起上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おきあが56.9%
たちあが35.4%
たちあ6.2%
おきあ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見るなとかたせいせしは如何なるわけかとしきりに其奧の間の見まほしくてそつ起上おきあがり忍び足して彼座敷かのざしきふすま押明おしあけ見れば此はそも如何に金銀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
不意に起上たちあがって入口の方へ歩いて行く東野南次、その憑かれたような姿を見ながら、母親の礼子には止めるすべもありませんでした。
憎々しげに言いながら起上たちあがって「私はお客様きゃくさんの用で出て来るが、用があるなら待っていておくれ」と台所口から出てって了った。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そして卒然いきなり起上おきあがつて少年こどもの前にひざまづあたま大地だいちけて
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)