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起上
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たちあ
ふりがな文庫
“
起上
(
たちあ
)” の例文
憎々しげに言いながら
起上
(
たちあ
)
がって「私はお
客様
(
きゃくさん
)
の用で出て来るが、用があるなら待っていておくれ」と台所口から出て
去
(
い
)
って了った。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
平次は猛然と
起上
(
たちあ
)
がりました、續く八五郎。
銭形平次捕物控:097 許婚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
富岡老人
釣竿
(
つりざお
)
を
投出
(
なげだ
)
してぬッくと
起上
(
たちあ
)
がった。
屹度
(
きっと
)
三人の方を
白眼
(
にらん
)
で「大馬鹿者!」と大声に
一喝
(
いっかつ
)
した。この
物凄
(
ものすご
)
い声が
川面
(
かわづら
)
に鳴り響いた。
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
言うに言われぬ
恐怖
(
おそろし
)
さが身内に
漲
(
みな
)
ぎってどうしてもそのまま眠ることが出来ないので、思い切って
起上
(
たちあ
)
がった。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「どうせ
避
(
よ
)
けた位だからちょっくら帰って来ないだろう。帰りましょう、私も
多忙
(
いそが
)
しい身体だからね。お客様に御飯を上げる
仕度
(
したく
)
も為なければならんし」と急に
起上
(
たちあ
)
がって
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
「何にあの男だって唯の男サ」と真蔵は
起上
(
たちあ
)
がりながら「
然
(
けれ
)
ども
先
(
ま
)
ア
関係
(
かかりあ
)
わんが可い」
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
起
常用漢字
小3
部首:⾛
10画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“起上”で始まる語句
起上り