トップ
>
物凄
ふりがな文庫
“物凄”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ものすご
89.4%
ものすさま
4.5%
ものすさ
3.5%
ものすさまじ
1.0%
ものすげ
0.5%
すさま
0.5%
ものさびし
0.5%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものすご
(逆引き)
正面より見れば
生
(
う
)
まれ
立
(
た
)
ての馬の子ほどに見ゆ。
後
(
うしろ
)
から見れば
存外
(
ぞんがい
)
小さしといえり。御犬のうなる声ほど
物凄
(
ものすご
)
く恐ろしきものはなし。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
物凄(ものすご)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ものすさま
(逆引き)
まだ、
朝早
(
あさまだ
)
き、
天守
(
てんしゆ
)
の
上
(
うへ
)
から
野
(
の
)
をかけて
箕
(
み
)
の
形
(
かたち
)
に
雲
(
くも
)
が
簇
(
むらが
)
つて、
処々
(
ところ/″\
)
物凄
(
ものすさま
)
じく
渦
(
うづ
)
を
巻
(
まい
)
て、
霰
(
あられ
)
も
迸
(
ほとばし
)
つて
出
(
で
)
さうなのは、
風
(
かぜ
)
が
動
(
うご
)
かすのではない。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
物凄(ものすさま)の例文をもっと
(9作品)
見る
ものすさ
(逆引き)
赤い振袖を着た
稀代
(
きたい
)
の美男が、復讐の快感にひたって、キラキラと眼を輝かす様は、言いようもなく
物凄
(
ものすさ
)
まじい
観物
(
みもの
)
です。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
物凄(ものすさ)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
ものすさまじ
(逆引き)
時に蝕しつつある太陽を、いやが上に
蔽
(
おお
)
い果さんずる修羅の
叫喚
(
さけび
)
の
物凄
(
ものすさまじ
)
く響くがごとく、油蝉の声の山の根に染み入る中に、英臣は荒らかな声して
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
物凄(ものすさまじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ものすげ
(逆引き)
「脱走船員」の私を助手に十余人の「生ける幽霊」を
引具
(
ひきぐ
)
し、今から朝まで順々にその
物凄
(
ものすげ
)
えところを廻ってあるこうというのだ。
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
物凄(ものすげ)の例文をもっと
(1作品)
見る
すさま
(逆引き)
武士の子という
誇
(
ほこり
)
はあったにしても、幾日も幾月もの間、小さい余吾之介は、その
物凄
(
すさま
)
じい幻に悩まされて、内証で
顫
(
ふる
)
えていたことを思い出したのです。
十字架観音
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
物凄(すさま)の例文をもっと
(1作品)
見る
ものさびし
(逆引き)
立石夫婦も知り
折
(
をり
)
に
觸
(
ふれ
)
ては笑ひなどしけるを直助は面目なく
且
(
かつ
)
は
遺恨
(
ゐこん
)
に思ひ居たるに或夜立石夫婦は酒に
醉
(
ゑひ
)
て前後も知らず
寢入
(
ねいり
)
しを
見濟
(
みすま
)
し其の夜
丑滿
(
うしみつ
)
の
物凄
(
ものさびし
)
き折こそ能けれと直助は
寢息
(
ねいき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
物凄(ものさびし)の例文をもっと
(1作品)
見る
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
凄
常用漢字
中学
部首:⼎
10画
“物凄”で始まる語句
物凄じい
“物凄”のふりがなが多い著者
宮原晃一郎
中里介山
谷崎潤一郎
夏目漱石
泉鏡花
島崎藤村
海野十三
江戸川乱歩
泉鏡太郎
中島敦