“存外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞんがい52.8%
ぞんぐわい45.3%
ぞんげえ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面より見ればまれての馬の子ほどに見ゆ。うしろから見れば存外ぞんがい小さしといえり。御犬のうなる声ほど物凄ものすごく恐ろしきものはなし。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
沢山ならこれで切り上げるが、世間には自分の如く怪しげな書画をもてあそんで無名の天才に敬意を払ふの士が存外ぞんぐわい多くはないかと思ふ。
鑑定 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「湯上がり姿にゃ親でも惚れる、ふふふふ、こいつあ存外ぞんげえ面白えぞ」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)