“立”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
62.6%
たち9.2%
たて8.2%
6.6%
たっ2.8%
だて2.7%
たつ2.5%
だち1.7%
たた1.1%
たゝ0.6%
(他:16)2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“立”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)49.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語10.7%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行5.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と、をつとは四五けんむかうにつてゐる子供こどもはういろどりしたゴムまりげた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
ふりかえってると、七さいくらいの、かわいらしいおとこうしをつれてっていました。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
左樣そうだらうおまへ鼻緒はなをたちッこはい、いやれの下駄げたはいゆきねへ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
最近某大学の卒業論文口頭試問の席へたち会つて、英文学専攻の卒業生がそれぞれ皆立派な研究を発表してゐるのに感服した。
趣味としての読書 (新字旧仮名) / 平田禿木(著)
——「蝮蛇ふくだ手をせば壮士おのが腕を断つ」それを声をたてて云い、彼はふと自分の腕を見まわした。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
あらたての白い胸掛をかけて、敷居越しきいごしに手を突いた彼女は、御帰りなさいましと親しい挨拶あいさつをした。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
小僧こぞうさん、さかちしてごらんよ。」と、どもの一人ひとりが、かれのそばへよると、ふいにいいました。
さか立ち小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
いましがたまでの何か自分にもわけの分らないような気分が私にはだんだん一種のたしさに変り出したように見えた。
風立ちぬ (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
しかるにふと物音のたようであるから何心なく頭を上げると、自分から四五間離れたところに人がたって居たのである。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「この乱暮さを御覧なさい、座る所もないのよ。」と主人あるじの少女はみしみしと音のする、急な階段を先にたっのぼって、
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
それは原氏が旅へ出ると、いつも無益やくざな買物ばかりするので、成るべくそばにゐてだてして欲しいといふ事なのだ。
津田は投げ出した。ここまで追いつめられながら、まだ隠しだてをしようとはさすがの自分にも道理と思えなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
にはには子供等こどもら村落むらものがぞろつとたつこのさわぎをわらつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
いらしつて御覽下ごらんくださりませとさきたつ案内あんないをすれば、心配しんぱいらしくひげをひねりて
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今のまゝの顔だちでよいから、表情と肉附にくづき生生いきいきとした活動の美を備へた女がえてしい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
鯱鉾しゃちほこだちをしたってわかるこッちゃァあるめえて。——ふふふ。もうひとつかみ、あたらしいこいつをいれ
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
或は人をねたみにくみて我身ひとりたたんと思へど、人ににくまうとまれて皆我身の仇と成ことをしらず
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
彼は刃物を振翳ふりかざして、綱を切って落そうと試みたが、綱は案外に強いので、容易に刃がたたなかった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
何でも早く勉強して、来年にも幼年学校に入るやうにしなければ、一体男児をとこの本分がたゝぬではないか。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
賊「ジタバタしても役にゃアたゝねえ、金の有ることを知って這入ったのだ、金エ出せ/\」
さう云ふ話に這入らない中に、春の初めの此「て」も、めでたく申しをさめねばならなくなつた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
まつのけの なみたる見れば、いはひとの 我を見おくると、たりし もころ(巻二十)
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さしも遣る方無くかなしめりし貫一は、その悲をたちどころに抜くべきすべを今覚れり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
虎を射るに毛に逆らえば入り毛にしたがえば入らず、前なる者馬を引き走り避けて後なる者射る、虎回れば後なる者またしかす、虎多しといえどもたちどころに尽すべしとは
八「はせな、身体かあだすびれてあうけねい、す事が出来ぜきねい、ホリャ困っさな、女中衆ぞつうす/\」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
威嚇いかくことばと誘惑の手からのがれて、絶望と憤怒に男をいらだたせながら、もとの道へ駈出かけだすまでに、お島は可也かなり悶踠もがき争った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
一たびこの差別をりっしたる時吾人ごじんは一の迷路に入る。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
幼儀ようぎ雑箴ざっしん二十首を読めば、りつこうしんより、げんどういんしょく等に至る、皆道にたがわざらんことを欲して、而して実践躬行底きゅうこうていより徳を成さんとするの意、看取すべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
今日は故意わざと日本服で、茶の糸織の一ツ小袖こそで黒七子くろななこの羽織、帯も何か乙なもので、相変らずりゅうとした服飾こしらえ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そしてその他の種類へは皆その上に一の形容詞を付けて、例えばスミレ、アカネスミレ、野路ノジスミレ、深山ミヤマスミレ、タチスミレ、源氏ゲンジスミレ、円葉マルバスミレあるいはスミレなどと呼んでいる。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
生れちからして、既に聖なる運命を以て現れ来るものと考へられてゐた。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
牡獅子ヲジヽ牝獅子メジヽツガヒ——ツガヒ——獅子、其に絡む嫉妬ヤキモチ獅子とでもいふべき二人ダテの獅子、三人立の獅子と言つた形の石橋様式を流しこんだものが多かつた。
獅子舞と石橋 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
瓦斯ストーブの噴出量はハッキリ分らないが、あれ位のものでは、私が経験した所によると、最大一分五リットルを出ないと思う。
血液型殺人事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)