“故意”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わざ78.2%
こい12.7%
わざと4.2%
ことさら3.0%
せい1.2%
わざ/\0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本風の油でかためて櫛の目を劃然と入れた分け方を嫌つて、自分は油無しのばさばさの髮を、故意と女持の大きな櫛で分けてゐる。
とかく我々が思わぬことを聞いたり見たりすると、一時案外の驚きに打たれて、その人が故意に我をけりと判断することがある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
いえ、ただ通懸った者でがんすがその方がくお塩梅の悪い様子、お案じ申して、へい、故意。という声耳に入りたりけん。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と、う考えたので、彼は故意に小さくなって、がら死せるようにっていた。対手温順いので、忠一も少しく油断した。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それも通常一般な窯焚きが窯主するようない手法でなく、後に誰が見ても、その製作が久米一の手落ちなためで、火入れの故意ではないように見せるべく苦心をした。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
能々見るに殊の大掛りなりしかば心中大に悦び段右衞門に向かひて我等此節は不仕合せにて諸事に運惡資本までひたり因て此藤澤宿迄故意無心に來しなり又我等が仕合返濟すべき暫時金子五十兩貸給はれと申ければ段右衞門も大事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)