“こい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コイ
語句割合
44.3%
29.9%
故意8.0%
4.9%
己斐2.3%
1.9%
虎威1.5%
1.1%
0.8%
恋愛0.8%
0.8%
鯉魚0.8%
古井0.4%
下衣0.4%
孤衣0.4%
恋人0.4%
故為0.4%
木居0.4%
0.4%
胡毉0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるものは小さい池の岸を掩って、水に浮かぶの影をかくしている。あるものは四つ目垣に乗りかかって、その下草を圧している。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「ナーニそうなりゃアなしだ! 妾ばかりが困るのではない、華子さんだって困るのだ。諦めなければならないかもしれない」
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
煽動横顔はれたやうにつて、蹌踉としたが、ふに幻覚からめた疲労であらう、坊主故意うしたものではいらしい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
松井田にもいろいろと言い分もあり、それでは困る事情もあったが、風間への恩義と友情とそれから真理のため、そのをきき入れねばならなかった。
空中墳墓 (新字新仮名) / 海野十三(著)
宮島から電車で己斐の一つか二つ手前の何とかいう海水浴場で午後ずっとゆっくりして、そして夕方友ちゃんをのせてから市へ行けばいいと云っていて、そのつもりにしていたの。
これも一興だろうと思ったから、余は女のに応じて、例の書物をぽつりぽつりと日本語で読み出した。もし世界に非人情な読み方があるとすればまさにこれである。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「そちの家には、李異謝旌という万夫不当な勇将も二人養っているそうだ。大いによかろう、征って来い、なお副将には、老練な虎威将軍朱然をつけてやる」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今宮内様は御紋附の羽織に御納戸色面取の袴をつけて、前には煙草盆や何かを置き、此方には煎茶の道具があり、側に家来が二人ばかり居ります。
を売りにくる人にも、とろやさんにも、屋さんにもありそうな名だ。
恋愛を覚えた人のように。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
最早のあたりがむづ/\してた、平手ると横撫をぬる/\とすべるといふ、やあ、んでにも一くなつてそツとるとにも一
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
三宝利益四方大慶。太夫様にお祝儀を申上げ、われらとても心祝ひに、此の鯉魚に、祝うて一、心ばかりの粗酒差上げたう存じまする。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ストップ! 古井の白い鉄橋の上で、私は驚いて自動車を飛び降りた。その相迫った峡谷のの深さ、水のくて豊かさ。何とまた鬱蒼として幽邃下手の一つ小島の風致であろう。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
この川はと聞くと飛騨川とか答えた。高山の上の水源地から流れて来てこの古井で初めて木曾川にるのだとまた一人がから教えてくれた。じゃあ、あの広いのが木曾川だなと思えて来た。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
下衣を脱ぐと帯で背中にりつけ、半裸の妙な風体で水の中に跳び込んだ。汗を流したやさきではあったが、夜の水は骨を刺した。
蕎麦の花の頃 (新字新仮名) / 李孝石(著)
孤衣孤剣の身を、漂泊のうちに生涯していたといえば、非常に遠いむかしの人を語るような感じもするが、法隆寺の塔は、解体改築されて後も、なお今日にその実在を示しているし
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なんだって……情人とか恋人とかのことを云ってるんじゃないよ。」
(新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
一、俳句をものするには空想にると写実に倚るとの二種あり。初学の人ね空想に倚るを常とす。空想くる時は写実に倚らざるべからず。写実には人事と天然とあり、偶然と故為とあり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
それは横一尺に縦二尺ばかりの、糸錦の地に木居の若鷹を刺繍したもので、あしらった紐のいろは鮮やかな緋色であった。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
家々の燈火は水に映つてきら/\と搖曳いで居る。櫓の音をゆるやかにらせながら大船の傳馬で行く男は澄んだ聲で船歌を流す。僕は此時、少年心にも言ひ知れぬ悲哀を感じた。
少年の悲哀 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
昏倒した蘇武に対する胡毉の手当てというのがすこぶる変わっていた。地を掘ってをつくり熅火を入れて、その上に傷者を寝かせその背中をんで血を出させたと漢書にはされている。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)