“こき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
古稀40.7%
小気11.1%
小氣7.4%
7.4%
7.4%
古木3.7%
呼気3.7%
小木3.7%
弘徽3.7%
扱入3.7%
(他:2)7.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫れ春水杏坪共によはひ古稀こきを超へたり、頼氏固より長寿也、襄にして自愛せば其五十三齢に猶十年若くは二十年を加へ得べかりし也。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
上の伏見屋の金兵衛が古稀こきの祝いを名目に、村じゅうへのうるおいのためとして、四俵の飯米を奮発したぐらいでは、なかなか追いつかない。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「はい。」ほゝまるい英太郎と違つて、これは面長おもながな少年であるが、同じやうに小気こきいてゐて、おくする気色けしきは無い。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
身綺麗みぎれい小気こきの利いた“My Good Man”となることであろう。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
にあるころ唐棧とうざんぞろひに小氣こきいたまへだれがけ、お世辭せじ上手じようず愛敬あいけうもありて
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
昔の友といふ中にもこれは忘られぬ由縁ゆかりのある人、小川町の高坂とて小奇麗な烟草屋の一人息子、今は此樣に色も黒く見られぬ男になつては居れども、世にある頃の唐棧たうざんぞろひに小氣こきの利いた前だれがけ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そのような優しさ劬わり深さをみせられるよりは、寿女は、罵られながらこき使われたほうがましだと思った。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
れいあかたすきうしろ交叉かうさしてそでみじかこきあげる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
その香故にその花故に人は老を泣きぬ泣かれぬこき紅椿べにつばき
短歌 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
下の裳にも今は紅を厭うて、こき山吹に染めた若い女が多かった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これは前にも書いたやうに作歌上の素人しろうと談義たるのみならず、古木こき君を前にして書いたもの故、読者も余りてにせずに一読過されんことを希望してゐる。
又一説? (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
帽子の耳蔽のなかで呼気こきが凍って氷殻ができ、それが針のように頬を突刺す。
新西遊記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
天野信景のぶかげ翁の『塩尻しおじり』には、尾州小木こき村の百姓の妻の、産後に発狂して山に入り、十八年を経てのち一たび戻ってきた者があったことを伝えている。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
皇居も古くからの大内とはちがい、かりの里内裏なので、規模は小さかったが、それでも「仁寿」「承香じょうこう」「常寧じょうねい」「校書」「清涼」「弘徽こき」「麗景」「登花」の八殿でんせられている大屋根と大屋根との谷はずいぶん長い、そしていく曲がりもしている廻廊だった。
池水いけみづかげさへえてきにほふ馬酔木あしびはなそで扱入こきれな 〔巻二十・四五一二〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
馬酔木あしびの花を扱入こきれなといったのは何となく適切なようにおもわれる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
漢軍の中心をなすものは、将軍および成安侯韓延年の率いる各八百人だが、それぞれ黄と白とのをもって印としているゆえ、明日胡騎こきの精鋭をしてそこに攻撃を集中せしめてこれを破ったなら、他は容易に潰滅かいめつするであろう、云々うんぬん
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
一、石器せきき—(石の矢の根、欠き造りの石の斧、磨き造りの石の斧) 二、土器どき—瓶、鉢、壺、椀、人形。三、骨器こき 四、角器かくき
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)