“扱”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しご32.7%
あつか25.8%
18.9%
あしら6.9%
あつかい3.2%
あし2.3%
しごき2.3%
あつかひ1.8%
1.4%
あつ0.9%
(他:8)3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“扱”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
七兵衛は行燈あんどんの下で麻をしごいて、それを足の指の間へはさんで小器用に細引ほそびきこしらえながら、
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
芝居の意休を一ゆがきして洒然さっぱり灰汁あくを抜いたような、白いひげを、さわやかしごきながら、これ
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
石橋いしばしもつぱ庶務しよむあつかつてたので、三人さんにん署名人しよめいにんとして
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そして、大事だいじあつかうから、ちょっとあほうどり学校がっこうしてくれないかとたのみました。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ところへ主人が、いつになくあまりやかましいので、寝つき掛った眠をさかにかれたような心持で、ふらふらと書斎から出て来る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
片頬かたほに触れた柳の葉先を、お品はそのつややかに黒い前歯でくわえて、くようにして引断ひっきった。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
猛犬にみ付かる 猛犬に取り巻かれたけれども私は眼が痛いものですからどうも常のように犬をよくあしらうことが出来ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
得て、お上の者というつらへ、よい程なあしらいをして見せると、ツケ上がりたがるものなので、ひとまずさかねじをくれてゆくと、
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
初のうちは全く相合あいあわせ得る物のおおいさは相等しなどと真顔で教えられて、馬鹿ばかあつかいにするのかと不平だったが
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
しかし世馴よなれた優善は鉄を子供あつかいにして、ことばをやさしくしてなだめていたので、二人の間には何の衝突も起らずにいた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
蜜蜂を扱ふのに面帕ヴエールが要るやうだつたら、女をあしらふにはそれを二枚重ねなければならぬ。臆病者に限つて剣は長いのを持つてる世の中だから。
若い男性に囲まれながら、彼等を軽くあしらっている夫人の今日の姿は、又なく鮮かだった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
おくみは寝間着を着換へて、赤いしごきを結ぶと、昼の帯を畳んで置いて蚊帳に這入つた。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
また帯上おびあげと帯留とおまけにしごきといふものあり。
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ういふ無残むざんあつかひはどうしても他人たにんまかせられねばならなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
和田垣博士がかつこれを評して「巴里パリイ人は髑髏どくろを見世物あつかひにして居る」と批難せられたといふのはもつともである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
谷からに生えノボつて居る萱原は、一様に上へ/\とり昇るやうに、葉裏を返してき上げられた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
谷からに生えノボつて居る萱原は、一樣に上へ/\とり昇るやうに、葉裏を返してき上げられた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
十五貫目以上もあらうと云ふわがにくに、三文の価値ねうちを置いてゐない様なあつかひかたに見えた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
はりむしろにのるやうにておくさまあつかひなさけなくじつとなみだ呑込のみこんで、はいれも時候じかうさわりも御座ござりませぬ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ともはやえりのあたりがむずむずして来た、平手ひらてこいて見ると横撫よこなでに蛭のせなをぬるぬるとすべるという、やあ、乳の下へひそんで帯の間にも一ぴきあおくなってそッと見ると肩の上にも一筋。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
最早もはえりのあたりがむづ/\してた、平手ひらてこいると横撫よこなでひるせなをぬる/\とすべるといふ、やあ、ちゝしたひそんでおびあひだにも一ぴきあをくなつてそツとるとかたうへにも一すぢ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そのような優しさ劬わり深さをみせられるよりは、寿女は、罵られながらこき使われたほうがましだと思った。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
れいあかたすきうしろ交叉かうさしてそでみじかこきあげる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
始終しじゅうう身構えにして居るから、私の処には官軍方の人も颯々さっさと来れば、賊軍の人も颯々と出入りして居て、私は官でも賊でも一切いっさい構わぬ、何方どちらに向ても依怙贔屓えこひいきなしにあつかって居るから、双方共に朋友でした。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
私はきっと、人違いだと思いながら、何気なく見ていると、物の云い方から身のこなし方まで、舞台の上の染之助とは、似ても似つかぬほど、卑しくて下品で、見ていられないのですよ。
ある恋の話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
死んだお袋がよう云ったもんだ、稲こはし休みに南瓜かぶちゃの飯を煮とったら、森田のお安様が年貢取りに来て、火端へ上ってお出で、南瓜煮えたけ! さう云って一つ突つき乍ら、おめえ米なんちふものはな、有りゃ有って、始終水車小屋へ通はんならん……。
夏蚕時 (新字旧仮名) / 金田千鶴(著)
ぱっとしちゃあ、お客にまで気を悪くさせるから伏せてはあろうが、お前さんだ、今日は剃刀をつかわねえことを知っていそうなもんだと思うが、うちでも気がつかねえでいるのかしら。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)