“泥棒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どろぼう96.8%
ぬすっと3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……そんなわたしだかわたしではないか……(そこで葉子は倉地から離れてきちんとすわり直してたもとで顔をおおうてしまった)泥棒どろぼう
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
おい昨夜ゆうべ枕元まくらもとおほきなおとがしたのはぱりゆめぢやなかつたんだ。泥棒どろぼうだよ。泥棒どろぼう坂井さかゐさんのがけうへからうちにはりたおとだ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
姦通まおとこ泥棒ぬすっとの二重の大罪人です。それを知っている者は、あの惨死しました蟹口さんだけです。蟹口さんは私から、女と二千円の金を盗まれたまま、黙っていてくれたのです。
衝突心理 (新字新仮名) / 夢野久作(著)