山村暮鳥
1884.01.10 〜 1924.12.08
著者としての作品一覧
或る淫売婦におくる詩(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
女よ おんみは此の世のはてに立っている おんみの道はつきている おんみはそれをしっている いまこそおんみはその美しかった肉体を大地にかえす時だ 静かにその目をとじて一切を忘れねばな …
読書目安時間:約3分
女よ おんみは此の世のはてに立っている おんみの道はつきている おんみはそれをしっている いまこそおんみはその美しかった肉体を大地にかえす時だ 静かにその目をとじて一切を忘れねばな …
筏乗り(新字旧仮名)
読書目安時間:約1分
やまの やまの おくやまの 谿からでてきた 筏乗り 筏のうへの日や ながかんべ くわえ煙管で のんきだな やまの やまの おくやまの 谿から出てきた いかだのり さとへのみやげか …
読書目安時間:約1分
やまの やまの おくやまの 谿からでてきた 筏乗り 筏のうへの日や ながかんべ くわえ煙管で のんきだな やまの やまの おくやまの 谿から出てきた いかだのり さとへのみやげか …
海辺にて(新字旧仮名)
読書目安時間:約1分
浪よ 浪、浪 ここまでおいで 浪よ 浪、浪 つかまへておくれ どんと打つてくりや そらにげた 浪よ 浪、浪 ここまでおいで 腹がたつたか 浪よ 浪 さつとひくとき 砂の小山をけちら …
読書目安時間:約1分
浪よ 浪、浪 ここまでおいで 浪よ 浪、浪 つかまへておくれ どんと打つてくりや そらにげた 浪よ 浪、浪 ここまでおいで 腹がたつたか 浪よ 浪 さつとひくとき 砂の小山をけちら …
小川芋銭(新字旧仮名)
読書目安時間:約8分
物其のものはそれ自らに於てことごとく生命の一の象徴でなければならぬ。 また実にその象徴である。 いつかお目にかゝりたいと思つてからすでに久しいのである、芋銭氏はそんな事は夢にもごぞ …
読書目安時間:約8分
物其のものはそれ自らに於てことごとく生命の一の象徴でなければならぬ。 また実にその象徴である。 いつかお目にかゝりたいと思つてからすでに久しいのである、芋銭氏はそんな事は夢にもごぞ …
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた(旧字旧仮名)
読書目安時間:約1時間2分
此の書を祖國のひとびとにおくる なんぢはなんぢの面に汗して生くべし 人間の勝利 人間はみな苦んでゐる 何がそんなに君達をくるしめるのか しつかりしろ 人間の強さにあれ 人間の強さに …
読書目安時間:約1時間2分
此の書を祖國のひとびとにおくる なんぢはなんぢの面に汗して生くべし 人間の勝利 人間はみな苦んでゐる 何がそんなに君達をくるしめるのか しつかりしろ 人間の強さにあれ 人間の強さに …
雲(旧字旧仮名)
読書目安時間:約18分
序 人生の大きな峠を、また一つ自分はうしろにした。十年一昔だといふ。すると自分の生れたことはもうむかしの、むかしの、むかしの、そのまた昔の事である。まだ、すべてが昨日今日のやうにば …
読書目安時間:約18分
序 人生の大きな峠を、また一つ自分はうしろにした。十年一昔だといふ。すると自分の生れたことはもうむかしの、むかしの、むかしの、そのまた昔の事である。まだ、すべてが昨日今日のやうにば …
聖三稜玻璃:02 聖三稜玻璃(旧字旧仮名)
読書目安時間:約9分
太陽は神々の蜜である 天涯は梁木である 空はその梁木にかかる蜂の巣である 輝く空氣はその蜂の卵である。 Chandogya Upa. Ⅲ Ⅰ. Ⅰ. こゝは天上で 粉雪がふつてゐる …
読書目安時間:約9分
太陽は神々の蜜である 天涯は梁木である 空はその梁木にかかる蜂の巣である 輝く空氣はその蜂の卵である。 Chandogya Upa. Ⅲ Ⅰ. Ⅰ. こゝは天上で 粉雪がふつてゐる …
田圃にて(新字旧仮名)
読書目安時間:約1分
たあんき、ぽーんき たんころりん たにしをつツつく鴉どん はるのひながのたんぼなか たあんき、ぽーんき たんころりん われもひとも生きもんだ あんまりひどくしなさんな たあんき、ぽ …
読書目安時間:約1分
たあんき、ぽーんき たんころりん たにしをつツつく鴉どん はるのひながのたんぼなか たあんき、ぽーんき たんころりん われもひとも生きもんだ あんまりひどくしなさんな たあんき、ぽ …
ちるちる・みちる(旧字旧仮名)
読書目安時間:約1時間5分
自序 お芋(いも)の蒸(ふ)けるのを、子(こ)ども等(ら)と 樂(たの)しく一しよにまちながら…… わたしは二人(ふたり)の子(こ)どもの父(ちゝ)であります。(三人(にん)でした …
読書目安時間:約1時間5分
自序 お芋(いも)の蒸(ふ)けるのを、子(こ)ども等(ら)と 樂(たの)しく一しよにまちながら…… わたしは二人(ふたり)の子(こ)どもの父(ちゝ)であります。(三人(にん)でした …
春の海のうた(新字旧仮名)
読書目安時間:約1分
さしたり ひいたり はるのしほ はるの ひながの あをいうみ ひよつこり いそが しづんだら ぴよつこり おふねが うきだした ぴよつこり おふねが ういたらば ひよつこり いそが …
読書目安時間:約1分
さしたり ひいたり はるのしほ はるの ひながの あをいうみ ひよつこり いそが しづんだら ぴよつこり おふねが うきだした ぴよつこり おふねが ういたらば ひよつこり いそが …
風景:純銀もざいく(新字旧仮名)
読書目安時間:約1分
いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな かすかなるむぎぶえ いちめんのなのはな …
読書目安時間:約1分
いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな かすかなるむぎぶえ いちめんのなのはな …
窓にて(新字新仮名)
読書目安時間:約1分
うらの窓から見ると すぐ窓下の庭にあるひねくれ曲った一本の木 すっかり葉っぱの落ちつくした それは大きないちじくの木だ そこに槇の生垣がある その外は一めんの野菜畠で 菜っぱや大根 …
読書目安時間:約1分
うらの窓から見ると すぐ窓下の庭にあるひねくれ曲った一本の木 すっかり葉っぱの落ちつくした それは大きないちじくの木だ そこに槇の生垣がある その外は一めんの野菜畠で 菜っぱや大根 …
港の唄(新字旧仮名)
読書目安時間:約1分
みなとの はるのよ あめもよひ どこから きたのか ふながかり みなとの てんまに ひがついた ひとつ ぽつちり ひがついた みなとの はるのよ あめもよひ てんまで あかごが な …
読書目安時間:約1分
みなとの はるのよ あめもよひ どこから きたのか ふながかり みなとの てんまに ひがついた ひとつ ぽつちり ひがついた みなとの はるのよ あめもよひ てんまで あかごが な …
“山村暮鳥”について
山村 暮鳥(やまむらぼちょう、1884年(明治17年)1月10日 - 1924年(大正13年)12月8日)は、明治・大正期の日本の詩人、児童文学者である。本名、土田八九十(つちだ はくじゅう)、旧姓は志村。
自由詩社に入り詩壇に登場。情調的な象徴詩から前衛詩に転じ、晩年は平易な表現の人道主義的作風になった。詩集に『聖三稜玻璃』(1915年)、『風は草木にささやいた』(1918年)、『雲』(1925年)など。
(出典:Wikipedia)
自由詩社に入り詩壇に登場。情調的な象徴詩から前衛詩に転じ、晩年は平易な表現の人道主義的作風になった。詩集に『聖三稜玻璃』(1915年)、『風は草木にささやいた』(1918年)、『雲』(1925年)など。
(出典:Wikipedia)
“山村暮鳥”と年代が近い著者
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