風は草木にささやいたかぜはくさきにささやいた01 風は草木にささやいた01 かぜはくさきにささやいた
此の書を祖國のひとびとにおくる なんぢはなんぢの面に汗して生くべし 人間の勝利 人間はみな苦んでゐる 何がそんなに君達をくるしめるのか しつかりしろ 人間の強さにあれ 人間の強さに生きろ くるしいか くるしめ それがわれわれを立派にする み …
作品に特徴的な語句
ライフ いのち 若衆わけえしゆ でけ 跪坐ひざまづ 接吻くちつけ 眩暈めくる われ 現象ありさま 硝子ぐらす たつた しはが ばばあ 晩餐ゆふげ 直立つつた 耕作つく おのづか 蒼天そら じつ 堆積つみかさ いつく 果實きのみ 泥濘どろ 耕作たがや づら どり 一切すべて そら まこと 相互たがひ 老嫗ばあ 赫耀かがやき 附着くつつ 世界 今日けふ 彎曲まが 慘酷むごた あを 純白まつしろ 耻辱はぢ みづか 色色いろん 若衆わかいしゆ 蟋蟀きりぎりす 赤銅あかがね はし 黄銅あかがね 黎明よあけ なん 各自てんで 圍繞とりま かたま やす 屍體なきがら 崇高けだか さち 抱擁だきし 明日あした 昨日きのふ 樹幹みき 泥土どろ 海草うみくさ 玩具おもちや 發見みつ 石工いしや 神神かうがう 終焉をはり 胡瓜きうり 蒼天あをぞら 蜀黍たうもろこし 蝸牛ででむし 蠢動うごめ 豐饒ゆたか 遠近をちこち きん 附近あたり 隧道とんねる ひは 黄金きん のぼ 今朝けさ 他人ひと 何時いつ 何處どこ 俺等おいら 光澤つや 凝視みつ 前額ひたひ 古木こぼく 呼吸いき 咽喉のど 夜夜よるよる 夜晝よるひる 大人おとな 大木たいぼく
題名が同じ作品
風は草木にささやいた:02 跋 (旧字旧仮名)土田杏村 (著)