“黄金”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こがね45.7%
きん33.3%
おうごん9.6%
わうごん6.4%
かね2.7%
ワウゴン1.0%
キン0.5%
おかね0.2%
こばん0.2%
ブンブン0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“黄金”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩100.0%
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集76.2%
文学 > フランス文学 > 詩28.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「その狐は顔だけが雪のように白うて、胴体や四足の毛は黄金こがねのように輝いて、しかもその尾は九つに裂けていたそうな」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ほがらかな陽が、庭木いっぱいに黄金こがねの雨のように降りそそいで、その下を急ぐお露の肩に、白と黒のおどらす。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
黒い円い大きなものが、天井から落ちてずうつとしづんで又上へのぼつて行きました。キラキラツと黄金きんのぶちがひかりました。
やまなし (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
一人がやおら手を取って王を寝床から椅子へ導くと、一人は大きな黄金きんたらいに湯を張ったのを持って、その前に立った。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
そのかわり明瞭に実際に自分の言行を支配する力があれば、いかなる卑見ひけん黄金おうごんあたいを有するにいたる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
黄金おうごんくさりむねにたらした銀色ぎんいろの十、それが、朝陽あさひをうけて、ギラギラ光っている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし夏雄が黄金わうごんを愛したのは、千葉勝ちばかつ紙幣しへいを愛したやうに、黄金の力を愛したのではあるまい。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
我若し汝が恰も人の性を憤るごとくさけびて、あゝ黄金わうごんの不淨の饑ゑよ汝人慾を導いていづこにか到らざらんと 三七—
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
有難え頂戴と、北叟笑いをしているところへ、割いた口から今度は娘っ子が転がり込んで来た! 黄金かねに女
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
日本中の黄金かねを掻き集めたいんで」「鼓が何んの用に立つな?」「名鼓は金気きんきを感じます。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
日は黄金ワウゴンマルガセになつて、その音も聞えるか、と思ふほど鋭く廻つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
日は黄金ワウゴンマルガセになつて、その音も聞えるか、と思ふほど鋭く𢌞つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
「そりゃ死ぬね、黄金キンの入歯だって何にもなりはしないよ、けど、これで何でも噛めるから至極安楽だね。」
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
「誰だか判らないな、或いはきみかな、きみは、黄金キンをほしがっているんじゃないか。」
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
彼方あつちからも此方こつちからも引手ひくて数多あまたのは何の為めだ、容姿きりやうや学問やソンな詰まらぬものの為めと思ふのか、皆な此の財産しんだいの御蔭だあネ、かほつやよりも今は黄金おかねの光ですよ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
……(腰かける)だが、困ったことには、金がない! かつえた犬には肉こそ黄金こばん、といってな。
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
その、受話機ほどの長さの円筒の両端には紙の蓋が貼られて、中には数個を黄金ブンブン虫が翹音を立てゝゐた。
気狂ひ師匠 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)