“黄金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こがね46.1%
きん32.7%
おうごん9.4%
わうごん6.2%
かね3.0%
ワウゴン0.9%
キン0.5%
おうこん0.2%
おかね0.2%
こばん0.2%
はな0.2%
ブンブン0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ギヨオテの鬼才を以て、後人をして彼の黄金、彼の心は是れ鉛なりと言はしめしも、其恋愛に対する節操全からざりければなり。
厭世詩家と女性 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
まるでお伽噺にあるばかな漁師に黄金の魚が手にはいったように、わたくしと出会わしてくだすったことをほんとに感謝いたします。
勘八は驚きれて、取蓄えてあった食物と獲物をそっくり提供すると、この連中はよろこんで、勘八に黄金二枚を与えて行きました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そので熊を捕は黄金也。金慾の人を色慾よりもし。されば黄金を以てべし、不道をもつてべからず。
そので熊を捕は黄金也。金慾の人を色慾よりもし。されば黄金を以てべし、不道をもつてべからず。
日は黄金になつて、その音も聞えるか、と思ふほど鋭く𢌞つた。雲の底から立ち昇る青い光りの風——、姫は、ぢつと見つめて居た。やがて、あらゆる光りは薄れて、雲は霽れた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
「そりゃ死ぬね、黄金の入歯だって何にもなりはしないよ、けど、これで何でも噛めるから至極安楽だね。」
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
皆な此の財産の御蔭だあネ、よりも今は黄金の光ですよ、りながら此の財産は何某様の御力だと思ふんだ、——其の恩も思はんで、身分の程も知らなんで、少しばかりの容姿を鼻に掛けて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
……(腰かける)だが、困ったことには、金がない! かつえた犬には肉こそ黄金、といってな。……(いびきをかき、すぐまた目を覚ます)わたしもそれさ……金のことしか頭にないのさ……
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
『淀屋が何じゃ……浮橋、皆を呼べ、黄金いてやろうぞ、奥の座敷に、負けぬ黄金を』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その、受話機ほどの長さの円筒の両端には紙の蓋が貼られて、中には数個を黄金虫が翹音を立てゝゐた。つまり電話機だつたのである。
気狂ひ師匠 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)