“黄金無垢”の読み方と例文
読み方割合
きんむく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ふた黄金無垢きんむくの雲の高彫に、千羽鶴を透彫すかしぼりにして、一方の波へ、毛彫のさえで、月の影をさっと映そうというのだそうですから。……
と、目貫めぬき象篏ぞうがんが、黄金無垢きんむくでできていたのでもあろう。陽をはねてキラキラと輝いた。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
黄金無垢きんむくの金具、高蒔絵たかまきえの、貴重な仏壇の修復をするのに、家に預ってあったのが火になった。
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)