“透彫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すかしぼり75.0%
すかしぼ12.5%
すきぼり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ふた黄金無垢きんむくの雲の高彫に、千羽鶴を透彫すかしぼりにして、一方の波へ、毛彫のさえで、月の影をさっと映そうというのだそうですから。……
のみならず、一切の建物が美しい朱や緑に塗られ、透彫すかしぼりの金具や軒の風鐸ふうたく箜篌くごがきらびやかに相映った
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
また振返って階段の下なる敷石を隔てて網目のように透彫すきぼりのしてある朱塗の玉垣と整列した柱の形を望めば、ここに居並んだ諸国の大名の威儀ある服装と、秀麗なる貴族的容貌とを想像する。
霊廟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)