“透間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すきま97.9%
すきき2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやだね、全くいやな気持のする人だ、一目見ただけでゾッとする人だ、あんなのは、キット戸の透間すきまからでも入って来る人ですぜ」
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
だが庵門はただ一すじの透間すきまをあけたのみで、黒狗が飛び出すことはないと見たので、近寄ってくと、そこに一人の老いたる尼がいた。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
閉めて入ったことを、破れた透間すききから、トのぞいていた、その裏長屋のかみさんが、たまらなくなったでしょう。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)