“堪”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たま38.4%
33.2%
こら20.5%
こた4.5%
0.7%
たえ0.7%
たへ0.3%
コタ0.3%
こらえ0.2%
ごた0.2%
(他:11)1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“堪”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸66.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語22.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
花が枯れて水が腐ってしまっている花瓶かびんが不愉快でたまらなくなっていても始末するのが億劫で手の出ないときがある。
泥濘 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
馬のような屍体、犬猫のような屍体、そして人間のような屍体、屍体はみな腐爛ふらんしてうじが湧き、たまらなく臭い。
桜の樹の下には (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
それにもかかわらず、感にえぬおもむきは少しも胸を刺さずに、四十四年の春はおのずから南向の縁から明け放れた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私はどうも絵が習って見たくてまらなくなってしまったので、父に無理をいってとうとう天満の祥益先生を訪れたものだった。
夜叉王 やれ、娘。わかき女子が断末魔の面、後の手本に写しておきたい。苦痛をこらえてしばらく待て。春彦、筆と紙を……。
修禅寺物語 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
痛みの残りをじっとこらえて、彼女は、その場の人々に笑いかけ、短い言葉で安心させ、それから、優しく、にんじんにいう――
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
おなじ大伴幾流の中から、四代続いて氏上職を持ちこたへたのも、第一は宮廷の思召しもあるが世の中のよせが重かつたからだ。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
『鰍?』と敬之進は舌なめずりして、『鰍、結構――それに、油汁と来てはこたへられない。斯ういふ晩は暖い物に限りますからね。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
口に出してもいひたさを、じつとらえて涙ぐむ、清子が顔を、さもこそと、太一は重き枕を擡げ。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
たうとうらへ切れなくなつた母は、母らしい智慧で父の様子を知る一策を案じ出した。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
国子はものにたえ忍ぶの気象とぼし、この分厘にいたくあきたるころとて、前後のおもんばかりなくやめにせばやとひたすら進む。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
私がここに書こうとする小伝の主一葉いちよう女史も、病葉わくらばが、霜のいたみにたえぬように散った、世に惜まれるひとである。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
物や思ふと松川はじめ通学生等に問はるゝたびに、口のはたむず/\するまで言出いひいだしたさにたへざれども、怪しき婦人が予をいまし
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
令孃ひめ暫時しばらくうちしてきけるが、吹入ふきい夜風よかぜたがたましひか、あくがるヽこヽろ此處こヽたへがたく
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おなじ大伴幾流の中から、四代続いて氏上職を持ちコタへたのも、第一は宮廷の御恩徳もあるが、世の中のよせが重かつたからである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おなじ大伴幾流の中から、四代續いて氏上職を持ちコタへたのも、第一は宮廷の御恩徳もあるが、世の中のよせが重かつたからである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
翌日は先ず観音へ案内し、次の日は上野と、三四日して「さてこれよりよき学校を聞き合せ申すべし、あなたにも心掛けたまえ、それ迄は狭くともこらえてここに居りたまえ」と頼もしく言われたり。
良夜 (新字新仮名) / 饗庭篁村(著)
故に、万のことに付ても夫を先立て我身を後にし、我為せる事に能事よきことあるとても誇る心なく、亦悪事ありて人にいはるゝ迚も争はずして早く過を改め、重て人に謂れざる様に我身を慎み、又人に侮れても腹立憤ることなく、能くこらえて物をおそれつつしむべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
――はい、はい、気を付けますよ。ごたえのあるお嬢さん――。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
今井を煽動しても余り手ごたえがないので、大塚は更に自分の組内をかけまわって、市川の屋敷では町家の子供ばかりを大切にして、武家の子どもを疎略にするのは怪しからぬと触れてあるいたので、黒鍬の組内の子供達はひとりも通って来なくなりました。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二人は目に涙をたたえながら、合衆国人の仁義心に訴えたが、それが容れられないと知ると、穏やかなわずかな抵抗を試みた後、その不幸な運命に服従した。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
(甚兵衛、蒼白な顔に微笑をたたえ、皆にぺこぺこ頭を下げて、隅の方へ座る)
義民甚兵衛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
物體モツタイらしくものを言ふ人たちを見ると、自分より教養の低いものたちから、無理やりに教育を強ひられてゐるやうな氣がして、タマらなかつた。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
此は、だいがくのき棒を其家の戸なり壁なりに撞き当てる方法で、何しろ恐しい重量を棒鼻に集中して打ち当てるのだから、タマつたものではなかつたさうである。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
あんまり申訳が無い! かん……にん……して下さい
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
太「おゝ高平へくか、久しくねえから案じていたが、此間こねえだ五八が来てうち間違まちげえのあった事も聞いていたが、われ母親おふくろのような悪人はねえ、宜く勘弁してこれえているなア」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わし大概てえげえな事があっても父様にめんじてこれえていて、何一つ云った事はがんせん、わしも我儘ものでがんすが、家内うちわで物争いが出来て、おえいを離縁しては、何うも死んだ父様のお位牌いへいへ対して済みやしねえから
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
故に家内かない力役りきえきたうる者は男女を問わず、或は手細工てざいく或は紡績ぼうせき等のかせぎを以てかろうじて生計せいけいすのみ。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
大佐たいさ滿面まんめんえみたゝへつゝ
紫の包を抱えて、長い柄の蝙蝠傘こうもりがさを持って出て行く後姿が私は好くってらなかったから、いつも其時刻には何喰わぬ顔をして部屋の窓から外を見ていると、雪江さんは大抵は見られているとは気が附かずに
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
頼朝、コラヘ得ズシテ、遂ニ当所ヲ退キ、不知行方ユクヘシレズ
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
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