“鐘”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かね68.2%
がね23.5%
しょう1.5%
つりがね1.5%
ばん1.5%
ベル1.5%
おもり0.8%
ゴング0.8%
チャペル0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鐘”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学(児童)47.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「このかねがなしになると、これから報恩講ほうおんこうのときなんかに、ひとあつめるのにこまるわなア。」
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
この中の「かねの歌」はコロラトゥラ・ソプラノのすばらしい曲目で、昔のテトラツィーニ、今のリリー・ポンスのが良かろう。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
ところで、このごんごろがね献納けんのうするとなると、ぼくはだいぶんきとめておかねばならないことがあるのだ。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
春休はるやすだいにち今日きょう、ごんごろがねがいよいよ「出征しゅっせい」することになった。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
しょうの鳴るごとに、武蔵は、悔いのみを揺すぶられた。ひしひしと後悔されることばかりへ追憶がゆくのである。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うす暗い本堂の内陣脇ないじんわきで、一人の中年僧が、お勤めをしていたのだが、ふつうの勤行ごんぎょうと違い、その僧は木魚もくぎょかねけい、太鼓、しょうの五ツぐらいな楽器を身のまわりにおき、ひとりでそれを巧みにオーケストラしているのであった。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
姥 (居直り)また……我儘わがままを仰せられます。お前様、ここにつりがねがござります。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蟹五郎 南無三宝なむさんぽう、堂の下で誓を忘れて、つりがねの影を踏もうとした。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ピューッ……ピューッと、いよいよつの魔風まかぜの絶え間に、近くのすりばん、遠くの鐘、陰々と和して町々の人を呼びさます。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、旅川周馬は、耳につくすりばんの音と、弦之丞のことを、半々はんはんに思い迷って棒立ちとなっている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一時間ごとにふいに陰鬱いんうつな音をたてて響きわたる教会のベルの深い鈍い音色に
帰朝する前日でしたか、ロオタリイ倶楽部クラブでの、ベルばかり鳴らしてはそのたびに立ったりすわったりする学者ばかりのしかつめらしい招待会から帰ってくると、在留邦人ほうじんの歓送会が、夕方から都ホテルであるとのことで、出迎でむかえの自動車も来ていて、ぐとんで行ったのでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
女房はしかたなしに人を頼んで、荒川へ持って往って流してもらったが、箱は投げこんだ処へおもりけたように浮かんだままで流れなかった。
偶人物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
四時半になるとゴングが鳴り、演技は闘牛士トレロスの入場式で始まる。
闘牛 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
その時、廻転琴オルゴールのミニュエットが鳴り終ると、二つの童子人形は、かわるがわる右手のつちを振り上げて、チャペルを叩いた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そして、カアンとチャペル撞木しゅもくが当る、とその時まさしくドアの方角で、秒刻の音に入りざって明瞭はっきりと聴き取れたものがあった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)