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鐘
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つりがね
ふりがな文庫
“
鐘
(
つりがね
)” の例文
その
種名
(
スペシフィック・ネーム
)
のカムパヌラータは「鐘形ノ」という意味でそれはその桜の花弁が正開せず常に半開きでそれが
恰
(
ちょう
)
ど
鐘
(
つりがね
)
の形をしているからである。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
又
鎧潟
(
よろひがた
)
に近き
横戸
(
よこと
)
村の長徳寺、
谷根
(
たにね
)
村の行光寺も
怪力
(
くわいりよく
)
のきこえたかし。此人々はいづれも
独
(
ひとり
)
して
鐘
(
つりがね
)
を
軽
(
かろ
)
く
掛
(
かけ
)
はづしするほどの力は有し人々なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
怒鳴りながら、拳で叩くと、扉はガーン、ガーンと
鐘
(
つりがね
)
の様な音を立てる。厚い鉄板で出来ているのだ。
白髪鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
鯉七 忘れたか、
鐘
(
つりがね
)
がここにある。……御先祖以来、人間との堅い約束、夜昼三度、打つ鐘を、
彼奴等
(
あいつら
)
が忘れぬ
中
(
うち
)
は、村は滅びぬ天地の
誓盟
(
ちかい
)
。
姫様
(
ひいさま
)
にも
随意
(
まま
)
にならぬ。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
又
鎧潟
(
よろひがた
)
に近き
横戸
(
よこと
)
村の長徳寺、
谷根
(
たにね
)
村の行光寺も
怪力
(
くわいりよく
)
のきこえたかし。此人々はいづれも
独
(
ひとり
)
して
鐘
(
つりがね
)
を
軽
(
かろ
)
く
掛
(
かけ
)
はづしするほどの力は有し人々なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
姥 (居直り)また……
我儘
(
わがまま
)
を仰せられます。お前様、ここに
鐘
(
つりがね
)
がござります。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
君が迷信さるる処のその
鐘
(
つりがね
)
はです。一度でも鳴らさない時はすなわちその、村が湖になると云うです。湖になる……結構ですな。望む処である、です、から、して、からに、そのすなわちです。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“鐘”の解説
鐘(かね、en: bell)は、音を出す金属製の器具。日本語の「鐘」は狭義には叩いたり撞(つ)いたりして音を出すもので、内部に装着した舌(ぜつ)などを振動させて音を出す鈴と区別する。広義には内部にぶら下げた舌(ぜつ)という分銅を振動させて音を出す器具も含めて「鐘」という。
(出典:Wikipedia)
鐘
常用漢字
中学
部首:⾦
20画
“鐘”を含む語句
鐘楼
時鐘
半鐘
自鳴鐘
釣鐘草
警鐘
梵鐘
破鐘
鐘馗
鐘声
號鐘
鐘撞堂
鐘撞
巨鐘
鐘鼓
鳧鐘
霜夜鐘
鐘愛
硝子鐘
大鐘王
...