“姫様”のいろいろな読み方と例文
旧字:姫樣
読み方割合
ひいさま80.5%
ひめさま17.1%
ひいさん2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腰元共も彼女のそんな様子を見ると、「奥方様」と呼ぶのが滑稽こっけいな気がして、つい「お姫様ひいさま」と云う言葉が口元まで出そうになった。
するとつゞいてお姫様ひめさま玄関げんくわんまで追掛おつかけまゐられて、円朝わたくし喚留よびとめたがうもりゝ々しくツて、なんとなく身体からだちゞあがり、わたくししばられでもするかと思ひました。姫
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
青い羽織を着ている吉公きちこうの目白だの、それからおやしきのかなりやの姫様ひいさんなんぞが、みんなで、からかいに行っては、花を持たせる、手拭てぬぐいかぶせる、水鉄砲をあびせるという、好きな玩弄物おもちゃにして
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)