“邸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やしき95.7%
てい3.1%
うち0.7%
いえ0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほら、ざっとしぼって乾かしておいてくんな、——心配するなってことよ、そんな腐った単衣なんざ、おやしきへ帰りゃ何枚でもあらア」
この博士ていの火が消えた後で、田鍋課長と帆村荘六とは、焼跡に立って、意見の交換をした。互いに知っている事実を語り合った結果
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
米「湯灌は大体たいてい家柄のうちではうちでするが、殊によるとお香剃こうぞりの時ふたを取ると剃刀かみそりを当てる時何うかすると顔を見ます事がござります」
子のない彼は、弟夫婦のいえに、子が生れてからというもの、三日に一度は、どうしても、訪れてみねば気がすまないらしかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「行っていらっしゃいませ」妻の声をうしろに、まがき菊花きくに眼をやりながら、我がの門を出ると
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)