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邸町
ふりがな文庫
“邸町”の読み方と例文
読み方
割合
やしきまち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やしきまち
(逆引き)
この足袋屋は人形町のみょうが屋と同じように歴史のある家で、辰井の足袋と云えば、山の手の
邸町
(
やしきまち
)
でも相当の信用があったものである。
晩菊
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
偶
(
たま
)
にはくるが、もう
以前
(
いぜん
)
のやうに
山
(
やま
)
の
手
(
て
)
の
邸町
(
やしきまち
)
、
土
(
ど
)
べい、
黒
(
くろ
)
べい、
幾曲
(
いくまが
)
りを
一聲
(
ひとこゑ
)
にめぐつて、
透
(
とほ
)
つて、
山王樣
(
さんわうさま
)
の
森
(
もり
)
に
響
(
ひゞ
)
くやうなのは
聞
(
き
)
かれない。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
帰ると
盥
(
たらい
)
を出して水をあびる。
溝
(
どぶ
)
に糸みみずのウヨウヨ動いているのを見つけて、家の金魚のおみやげだと
掻廻
(
かきまわ
)
す。
邸町
(
やしきまち
)
の昼は静かで、座敷を大きな
揚羽蝶
(
あげはちょう
)
が舞いぬけてゆく。
旧聞日本橋:15 流れた唾き
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
邸町(やしきまち)の例文をもっと
(14作品)
見る
邸
常用漢字
中学
部首:⾢
8画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“邸”で始まる語句
邸
邸宅
邸内
邸中
邸第
邸跡
邸址
邸方
邸前
邸園
“邸町”のふりがなが多い著者
泉鏡花
林不忘
泉鏡太郎
林芙美子
長谷川時雨
岡本かの子
海野十三