旧聞日本橋きゅうぶんにほんばし15 流れた唾き15 ながれたつばき
神田のクリスチャンの伯母さんの家の家風が、あんぽんたんを甚くよろこばせた。この伯母さんは、女学校を出て、行燈袴を穿いて、四円の月給の小学教師になったので、私の母から姉妹の縁を切るといわれた女だ。でも、当時を風靡した官員さんの細君になったので …
作品に特徴的な語句
祖母おふくろ しど 祖父おじいさん あけ とぎ いろ ててら しばい 料理おちゃ いれ 猪口おちょこ 書籍しょもつ 三日さんじつ 物乞おもらい とも おち くびすじ 上封ふう ひど なま 退 場所ところ 季節シーズン 根生こんじょう 家族うち なさ 終日いちにち 燈籠どうろう かみなり 煙草タバコ 門附かどづ 煙管キセル つぶ つばき どぶ かじ 跳上おどりあが 用達ようた 甲斐がい もら 襁褓おしめ 毛布ケット ひと 板塀へい ちち 茶台ちゃぶだい 人格ひとがら 書家ひと 老婢ろうひ ぬぐ しま こな 黄身きみ 額縁がくぶち 現今いま 丁銀ちょうぎん 麩麺そうめん おい しゃく 白湯さゆ 白滝しらたき 白粉おしろい しわ たらい 目高めだか 眉毛まゆげ 鶏卵たまご 香煎こうせん あめ 穿 食物たべもの 算盤そろばん すだれ 釜敷かましき ふすま のぞ 言語ことば 顎髭あごひげ たち 贔屓ひいき 道巾みちはば 邸町やしきまち 青苔あおごけ あご 音色ねいろ しずか やり はさみ 錦絵にしきえ 風情ふぜい しずく
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