旧聞日本橋きゅうぶんにほんばし10 勝川花菊の一生10 かつかわはなきくのいっしょう
勝川のおばさんという名がアンポンタンに記憶された。顔の印象は浅黒く、長かった。それが木魚の顔のおじいさんのたった一人の妹だときいても、別段心もひかれなかった。ただ平べったいチンチクリンのおじいさんに、長茄子のような妹があるのかなと思った位だ …
作品に特徴的な語句
もの そば 扮装おつくり 仕舞しも 本当ほん 塩鮭しゃけ はた 商業しょうべえ こわ くしげ 阿父おやじ 飯櫃はち あが 二女むすめ やっこ もっとも 楽器なりもの 洗湯 無益むだ じゅ くら えみ 練習おそわり 蝸牛まいまいつぶろ なか 吉原なか かじ ひと 時世じせい 気随きまま 流行はやり 燈籠どうろう 生立おいたち 町家ちょうか 祖母おばあ 神縄しめ こま 腰刀こしのもの 藩邸やしき 黒襟えり 些細ささい 亡骸なきがら 出奔しゅっぽん とお なかば 和琴わごん とが わめ うそ 団扇うちわ 図体ずうたい 大家たいけ 大籬おおまがき やつ めい うち 富本とみもと 小癪こしゃく しり 幾度いくたび 廻米かいまい 張店はりみせ 形体かたち 微禄びろく 徹宵てっしょう 手生てい 手許てもと 捲起まきおこ 旦那だんな 明朝あした 明笛みんてき 昨夜ゆうべ 暁方あけがた 月琴げっきん 有金ありがね まくら なにがし ます 棺桶かんおけ さかき 権妻ごんさい たる 母屋おもや 水極みずぎわ 洋燈ランプ 淘汰とうた 清楽しんがく 滑稽こっけい ようや 炬燵こたつ
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