“権妻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごんさい94.7%
てかけ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女教師鴎外、芸妓紅葉、女生徒さざなみ、女壮士正太夫しょうだゆう権妻ごんさい美妙、女役者水蔭すいいん比丘尼びくに露伴、後室こうしつ逍遥、踊の師匠眉山、町家の女房柳浪。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
最初は日本の旧習を参酌さんしゃくして欧州の法典を折衷せっちゅうし、従来の家族制を存して一等親、二等親、三等親の別を立てたのだが、この三等親は即ち権妻ごんさいである。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
黒の唐繻子とうじゅすの帯を締めて、黒縮緬の羽織なら何処へ出しても立派な奥さん、また商人あきんどの内儀にも好し、権妻てかけにも、新造だって西洋げんぶく大丸髷おおまるまげでも好し
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)