“てかけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
73.3%
手掛13.3%
6.7%
権妻6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
番町のさる旗本の一のおてかけさんだが、殿の乱行を苦に病んでああもお痛わしく気が触れなすったなどと真実まことしやかに言い立てる者もあれば、何さ
「何だと八。溜屋幸七たまりやこうしち手掛てかけお咲が、殺されたとでも言うのか」
御当人様ではまるで奥様を、お探しになるやうな思召、てかけめかけといふやうなものでは、とてもそれだけの用に立たない。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
黒の唐繻子とうじゅすの帯を締めて、黒縮緬の羽織なら何処へ出しても立派な奥さん、また商人あきんどの内儀にも好し、権妻てかけにも、新造だって西洋げんぶく大丸髷おおまるまげでも好し
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)