“ごんさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
権妻94.7%
艮斎5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云いながらスラリッとふすまを開けると蟠作に続いて出ましたのがお村、只今で云う権妻ごんさいです。お妾姿で髪はに結い、帯をお太鼓にしめてお妾然として坐りました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼はその権妻ごんさいと云うことばが大嫌いで、日頃から私をつかまえては、『何しろいくら開化したと云った所で、まだ日本ではめかけと云うものが公然と幅をかせているのだから。』
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
聖徳太子が皇室のために忠義の人ではなかったことは、艮斎ごんさいの論ずるまでもないことである。