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襖
ふりがな文庫
“襖”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ふすま
97.7%
からかみ
1.1%
あお
0.3%
あを
0.3%
ぶすま
0.3%
うすま
0.2%
くさび
0.2%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふすま
(逆引き)
私は、その家の中に、竹の芽が思ふまゝに伸びて、戸障子や
襖
(
ふすま
)
のゆがんでゐる有様を思ひ浮べて、こそ/\その家の前を通り過ぎた。
五月雨
(新字旧仮名)
/
吉江喬松
(著)
襖(ふすま)の例文をもっと
(50作品+)
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からかみ
(逆引き)
襖
(
からかみ
)
を開けたも知らぬ。長火鉢に
躓
(
つまづ
)
いたも知らぬ。真暗で誰のだか解らぬが、兎に角下駄らしいものを足に突懸けて、渠は戸外へ飛出した。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
襖(からかみ)の例文をもっと
(7作品)
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あお
(逆引き)
下人は七段ある石段の一番上の段に、洗いざらした紺の
襖
(
あお
)
の尻を据えて、右の頬に出来た、大きな
面皰
(
にきび
)
を気にしながら、ぼんやり、雨のふるのを眺めていた。
羅生門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
襖(あお)の例文をもっと
(2作品)
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あを
(逆引き)
広庭の所々には、新しく打つたらしい杭の上に
五斛納釜
(
ごくなふがま
)
を五つ六つ、かけ連ねて、白い布の
襖
(
あを
)
を着た若い
下司女
(
げすをんな
)
が、何十人となく、そのまはりに動いてゐる。
芋粥
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
襖(あを)の例文をもっと
(2作品)
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ぶすま
(逆引き)
と、徳利をつかんだまま、よろよろと、立ちあがると、ガタピシと
破
(
や
)
れ
襖
(
ぶすま
)
をあけ立てして、
庫裡
(
くり
)
の戸棚の中の、
揚
(
あ
)
げ
蓋
(
ぶた
)
を
刎
(
は
)
ね上げる。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
襖(ぶすま)の例文をもっと
(2作品)
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うすま
(逆引き)
間
(
ま
)
もなく、K
夫人
(
ふじん
)
は
間
(
あひだ
)
の
襖
(
うすま
)
を
開
(
あ
)
けて
吃驚
(
びつくり
)
した。
瞬間
(
しゆんかん
)
、
自殺
(
じさつ
)
かと
狼狽
(
らうばい
)
した
程
(
ほど
)
、
彼女
(
かのぢよ
)
は
多量
(
たりやう
)
の
咯血
(
かくけつ
)
の
中
(
なか
)
にのめつてゐた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
襖(うすま)の例文をもっと
(1作品)
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くさび
(逆引き)
「今朝、お嬢様のお部屋のバルコニーの欄干の
襖
(
くさび
)
が抜けて、お嬢様がいつものように
凭
(
もた
)
れれば、すぐ外れるようになっていたのを御存じでございますか」
水中の宮殿
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
襖(くさび)の例文をもっと
(1作品)
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“襖”の解説
襖(ふすま)は、木などでできた骨組みの両面に紙や布を張ったものでそれに縁や引手を付けたもの。和室の仕切りに使う建具の一つである。「襖障子」(ふすましょうじ)または「唐紙障子」(からかみしょうじ)と呼ばれることもある。単に「唐紙」と呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
襖
漢検準1級
部首:⾐
18画
建築関連の言葉
鴨居
雨戸
障子
階
錠前
鉄格子
連子窓
通路
蝶番
蔀
網戸
窓
玄関
火灯窓
構造物
格子戸
格子
板戸
本館
敷居
...
“襖”を含む語句
襖子
素襖
襖紙
襖側
襖越
銀襖
破襖
白襖
襖障子
襖一重
障子襖
襖際
小襖
襖絵
金襖
槍襖
古襖
絵襖
大襖
矢襖
...
“襖”のふりがなが多い著者
山本周五郎
吉川英治
泉鏡花
夏目漱石
永井荷風
江戸川乱歩
長谷川時雨
太宰治
森鴎外
国枝史郎