“蔀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しとみ93.1%
したみ2.8%
シトミ2.8%
ひよけ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ブラ/\と歩いたのだ。が、それは言ひわけになるまい。よし、何よりの申開き、あの窓の外から、しとみの隙間に槍を突込んで、此私を
銭形平次捕物控:282 密室 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
水に近き郷なるこれが枝にはこけの付き易くして、ひとしほのおもむきを増すも嬉し。狭き庭にては高き窓の下、したみのほとり、あるは檐のさきなどの矮き樹。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
横佩家の池の面を埋めるほど、珠を捲いたり、解けたりした蓮の葉は、まばらになつて、水の反射がシトミを越して、女部屋まで来るばかりになつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
横なぐりに吹込みますから、古風な店で、半分ひよけをおろしました。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)