“小蔀”の読み方と例文
読み方割合
こじとみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時平が帝の定め給うた制を破った華美な装束をして参内さんだいしたのを、帝が小蔀こじとみ隙間すきまから御覧になって急に機嫌を損ぜられ、職事しきじを召されて
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
たれかに、ゆり起こされて、清盛は、しぶいまぶたを、やっとあけた。小蔀こじとみざしでは、もうひるちかいように思える。
声と共に、横窓の小蔀こじとみが、すこし上がって、あかりが外へ流れたが
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)