“小路”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こうじ52.4%
こみち24.2%
こうぢ15.3%
しょうじ1.6%
せうぢ1.6%
アレイ1.6%
かうぢ0.8%
こじ0.8%
しょうろ0.8%
アレー0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“小路”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学100.0%
文学 > 英米文学 > 詩71.4%
文学 > ドイツ文学 > 詩38.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
清三が火鉢のそばにいると、そばの小路こうじに、わいしょわいしょという騒がしいけ声がして、突然獅子がはいって来た。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
お喋り坊主はひきつづき、海の中に漂う海月くらげのように、小路こうじの暗いところで法然頭ほうねんあたまを振り立てて、
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
館の前をおおうようにそびえている蒼黒あおぐろい一本の松の木を右に見て、綺麗きれい小路こみちをのそのそ歩いた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
騎馬の兵士が大久保柏木かしわぎ小路こみちを隊をなしてせ廻るのは、はなは五月蠅うるさいものである。
一度いちど本郷ほんがう龍岡町たつをかちやうの、あの入組いりくんだ、ふか小路こうぢ眞中まんなかであつた。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
小路こうぢ泥濘ぬかるみ雨上あめあがりとちがつて一日いちんち二日ふつかでは容易よういかわかなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
余は夏蜜柑なつみかんの皮をいて、一房ひとふさごとに裂いてはみ、裂いては噛んで、あてどもなくさまようていると、いつのにやら幅一間ぐらいの小路しょうじに出た。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ちやうど真正面まともにその光線の方へ向つて走つてゐる庄造は、鋼鉄のやうにぴか/\光る舗装道路の眩しさを避けて、俯向き加減に、首を真横にしながら、森の公設市場前を過ぎ、小路しょうじの停留所へさしかゝつたが、ふと、電車線路の向う側の
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
いへ小路せうぢ引込ひつこんで、とほりのかどに「蒲燒かばやき」といた行燈あんどうばかりあり。
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こゝにめづらしきまちに、大衆免だいじめ新保しんぽかきばたけ油車あぶらぐるま目細めぼその小路せうぢ四這坂よつばひざか
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あの迷園のようなイースト・エンドを構成する暗い四つ角、年中じめじめと悪臭に湿っている小路アレイ、黒い低い建物に取りまかれた中庭、それらが惨劇の舞台だった。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
A——小路アレイはぶらぶら歩きに持ってこいだし、
小路かうぢらし、病人やまうど
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その辺の迷路にも似た小路こじを、あちこちと二三丁歩いて、ある建物の前に来た時に、彼は立止って突然いきなりその呼鈴ベルを押した。
真珠塔の秘密 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
従って、博士に会いたくてげつきそうな焦燥しょうそうを感じていた某大国の特使閣下も、この噂に突き当られ、落胆らくたんのあまり今にもぶったおれそうなあおい顔色でもって、上海シャンハイ大路たいろ小路しょうろをうろうろしていたのである。
場面は、ホワイトフライアーズのハンギング・ソード小路アレーにおけるクランチャー氏の私宅であった。