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徜徉
ふりがな文庫
“徜徉”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さまよ
66.7%
ぶらつ
8.3%
しょうよう
8.3%
しやうやう
5.6%
うろつ
2.8%
さまよう
2.8%
ふらつ
2.8%
ぶら
2.8%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さまよ
(逆引き)
かかる折から、柳、桜、
緋桃
(
ひもも
)
の
小路
(
こみち
)
を、
麗
(
うらら
)
かな日に
徐
(
そっ
)
と通る、と
霞
(
かすみ
)
を
彩
(
いろど
)
る
日光
(
ひざし
)
の
裡
(
うち
)
に、
何処
(
どこ
)
ともなく雛の影、人形の影が
徜徉
(
さまよ
)
う、……
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
徜徉(さまよ)の例文をもっと
(24作品)
見る
ぶらつ
(逆引き)
すると文庫が創刊されてから二、三カ月目、ふと或る夕方中坂上を
徜徉
(
ぶらつ
)
いていると、偶然見附けたのが硯友社の標札であった。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
徜徉(ぶらつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
しょうよう
(逆引き)
アレほど我を忘れて夢幻に
徜徉
(
しょうよう
)
するような心地のしたのはその後にない。短篇ではあるが、世界の大文学に入るべきものだ。
露伴の出世咄
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
徜徉(しょうよう)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
しやうやう
(逆引き)
出でて
裏浜
(
うらはま
)
(唐津町の)の真砂の上に
徜徉
(
しやうやう
)
の歩を移せば海上呼べば応へんとすばかりなる鳥島より右に後ろにさけて高島はその名のごとくそばだち
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
徜徉(しやうやう)の例文をもっと
(2作品)
見る
うろつ
(逆引き)
音楽家はモツアルトの楽譜でも踏むやうな足つきをして、
歩廊
(
プラツトホーム
)
をあちこち
徜徉
(
うろつ
)
いてゐた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
徜徉(うろつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
さまよう
(逆引き)
貸小袖に魂が入って立ったとも見えるし、行燈の
灯
(
ともし
)
を
覆
(
おお
)
うた
裲襠
(
かけ
)
の
袂
(
たもと
)
に、
蝴蝶
(
ちょうちょう
)
が宿って、夢が
徜徉
(
さまよう
)
とも見える。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
徜徉(さまよう)の例文をもっと
(1作品)
見る
ふらつ
(逆引き)
邸
(
やしき
)
の植込を
徜徉
(
ふらつ
)
いてゐる時、青白い
梔子
(
くちなし
)
の花蔭に、女郎蜘蛛が居睡りをしてゐるのを見つけでもすると、真つ青になつて、
抜脚
(
ぬきあし
)
して逃げ出したものだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
徜徉(ふらつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぶら
(逆引き)
以前
(
いぜん
)
は、
此
(
こ
)
の
邊
(
へん
)
の
樣子
(
やうす
)
もこんなでは
無
(
な
)
かつた。
恁
(
か
)
う
涼風
(
すゞかぜ
)
の
立
(
た
)
つ
時分
(
じぶん
)
でも、
團扇
(
うちは
)
を
片手
(
かたて
)
に、
手拭
(
てぬぐひ
)
を
提
(
さ
)
げなどして、
派手
(
はで
)
な
浴衣
(
ゆかた
)
が、もつと
川上
(
かはかみ
)
あたりまで、
岸
(
きし
)
をちらほら
徜徉
(
ぶら
)
ついたものである。
月夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
徜徉(ぶら)の例文をもっと
(1作品)
見る
徜
部首:⼻
11画
徉
部首:⼻
9画
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泉鏡花
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