“恁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
48.1%
16.0%
かく8.8%
かう6.6%
かか6.6%
かゝ6.1%
2.2%
こう1.7%
こん1.7%
もた1.7%
どう0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしてつてります品物らないと、いんですぜ、そりや、んだり、つたり、ポカ/\でさ。我又不善擇人參可否
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
九月は農家の祭月、大事な交際季節である。風の心配も兎やらうやら通り越して、先収穫の見込がつくと、何処の村でも祭をやる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
雪催調ふと、矢玉たゆるなく、刻々修羅礫かけて、霰々玉霰
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
山田元来閉戸主義であつたから、雑務鞅掌するのをさぬので、からかるやうにつたのであります
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
これは真直に真四角にたもので、およその材木を得ようというには、が八人五日あまりも懸らねばならぬと聞く。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これは眞直眞四角たもので、およそ材木ようといふには、が八五日あまりもらねばならぬとく。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ちょいと、風邪を引くよ、と先刻から、隣座敷の机にっかかって絵をきながら、低声で気をつけたその大揺れの船が、この時、最早や見事な難船。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が少尉の月給で女房を食わして行けようがねえ。とまあ云う返答だ。うん、然うだったか。それなら何も心配することはねい。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
変様をする位なら、寧ろ依然『眠れる都会』であつて呉れた方が、自分並びに『美しい追憶の都』のために祝すべきであるのだ。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『家の方のす。ああ、可怖がつた。』と、お定の膝に投げる樣に身をせて、片手を肩にかけた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
犬は、七日程前に、した機會かで此曠野の追分へ來た。そして、何方の路から來たのか忘れて了つた。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)