“恁”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
45.9%
15.9%
かく9.4%
かう7.1%
かか7.1%
かゝ6.5%
2.4%
こう1.8%
こん1.8%
もた1.8%
(他:1)0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“恁”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.2%
文学 > 日本文学 > 戯曲2.9%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ソレかねくあらんと、其處そこ遁路にげみちこしらく、間道かんだう穴兵糧あなびやうらう
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とも態々わざ/\休暇きうかつて、自分じぶんとも出發しゆつぱつしたのではいか。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
口々くちぐちんなことが遠慮ゑんりよもなく反覆くりかへされた。あひだ少時しばし途切とぎれたとき
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「お前の体が、たといどういうことになっていようとも、うやっておれが来た以上は、引張って行かなくちゃならない」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
かく可凄すさまじくもまた可恐おそろしき、大薩摩おほさつまたけなかばにくもつらぬ
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かくごと風雲ふううんは、加能丸かのうまる既往きわう航海史上かうかいしじやうめづらしからぬ現象げんしやうなれども
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かうわし矢張やはりその、おい/\いた連中れんぢうでな、面目めんぼくもないこと。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かうふのは、わるくすると突然いきなりふんづかまへてへそひねりながら返事へんじのかはりにめやうもれぬ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かかる場合に、身らが、その名を聞き知っても、わざわいは幾分か、その呪詛のろわれた当人に及ぶと言う。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かかる田舎の習慣ならはしで、若い男は、忍んで行く女の数の多いのを誇りにし、娘共も亦、口に出していふ事は無いけれ共、通つて来る男の多きを喜ぶ。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
すなはひといへとは、さかえるので、かゝ景色けしきおもかげがなくならうとする
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かゝる田舍の習慣で、若い男は、忍んで行く女の數の多いのを誇りにし、娘共も亦、口に出していふ事は無いけれ共、通つて來る男の多きを喜ぶ。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
音楽家は暖い珈琲と菓子の一皿とを乞食にあてがひながら、自分は卓子テーブルりかゝつて、せつせと作曲に取りかゝつた。
ちょいと、風邪を引くよ、と先刻さっきから、隣座敷の机にっかかって絵をきながら、低声こごえで気をつけたその大揺れの船が、この時、最早や見事な難船。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
水入らずで、二人でこうして働いている姉夫婦の貧しい生活が、今朝のお島の混乱した頭脳あたまには可羨うらやましく思われぬでもなかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
これが本葬で、香奠はどっちにしても公に下るのが十五円と、こう云う規則なんでござえんして……
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
こん変様かはりやうをする位なら、寧ろ依然やはり『眠れる都会』であつて呉れた方が、自分並びに『美しい追憶の都』のために祝すべきであるのだ。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
などとやつてのけるたねになるのだが、自分は毛頭こんな感じは起さなんだ。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『家の方のす。ああ、可怖おつかながつた。』と、お定の膝に投げる樣に身をもたせて、片手を肩にかけた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
わたくしひざもたれたまゝ二人ふたりそら景色けしきながめてころ櫻木大佐さくらぎたいさ
犬は、七日程前に、どうした機會かで此曠野の追分へ來た。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)