“元来”のいろいろな読み方と例文
旧字:元來
読み方割合
がんらい45.3%
もともと17.2%
もと14.1%
ぐわんらい6.3%
もとより4.7%
いつたい3.1%
いったい3.1%
もとき3.1%
もとから1.6%
もと/\1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元来このバナナが正しい形状を保っていたなら、こんなえる肉はできずに繊維質の果皮のみと種子とが発達するわけだけれど
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
父親の名代で交際大事と顔を出したものの、元来伝二郎としては品川くんだりまでうまくもない酒を呑みに来るよりは
イワン、デミトリチ、グロモフは三十三で、はこのでの身分のいいもの、元来裁判所警吏、また県庁書記をもめたので。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
山田元来閉戸主義であつたから、雑務鞅掌するのをさぬので、からかるやうにつたのであります
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
元来証文も何もない夢のような話、色に絡んでおだてて見たものの、自業自得の久兵衛、とんだお荷物を背負い込んだ具合で今さら引込みもつかず
元来実業界の先輩と威張つてる奴らは昔からの素町人か、成上りの大山師か、濡手で粟の御用商人か、役人の古手の天下つたのか
青年実業家 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
元来この倶楽部は夜分人の集っていることは少ないので、ストーブの煙は平常も昼間ばかり立ちのぼっているのである。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
茫然と見守っていた亀吉は、歌麿の姿が吸いこまれたのを見定めると、嫉妬まじりの舌打を頬冠りの中に残して、元来縁生院土塀の方へ引返した。
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
そのため私たちの筋肉はだんだん元来機能を失って行きつつあると言われました。また私たちの体の支えかたも本当でないため、体の均斉がとれてない。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
其の者の身分柄にもるような事があってはならんから、これは秋月に言っては悪かろうと、斯う手前が考えて物を隠すと、却って悪い、と云うのは元来お屋敷へ出入を致すのには
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)