“がんらい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
元来78.9%
元來10.5%
原来10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今日は山端やまばな平八茶屋へいはちぢゃや一日いちんち遊んだ方がよかった。今から登ったって中途半端はんぱになるばかりだ。元来がんらい頂上まで何里あるのかい」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
元來がんらいなみといふから讀者どくしやすぐかぜおこされるなみ想像そう/″\せられるかもれないが、むしうしほ差引さしひきといふほう實際じつさいちかい。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
今宵のうちに一眼逢ひて久後きごの事ママなど問ひ置かんと、原来がんらい女丈夫の精悍しく提灯照し甲処乙所どこそこと尋ね廻りし、裏河岸伝ひ思ひがけなき材木の小蔭に鼾の聴ゆるは
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)