“一日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あるひ25.1%
ひとひ20.6%
いちにち17.7%
いちんち14.0%
いちじつ13.2%
ついたち7.8%
いちにぢ0.4%
いちにも0.4%
いつにち0.4%
ヒトヒ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一日(あるひ)榛軒は阿部侯正寧(まさやす)に侍してゐた。正寧は卒然昵近の少年を顧みて云つた。「良安は大ぶ髪が伸びてゐるやうだ。あれを剃つて遣れ」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
怪(あや)しや三郎(らう)の便(たよ)りふつと聞(きこ)えず成(な)りぬ待(ま)つには一日(ひとひ)も侘(わび)しきを不審(いぶか)しかりし返事(へんじ)の後(のち)今日(けふ)や來給(きたま)ふ明日(あす)こそはと空(そら)だのめなる日(ひ)を
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一日(いちにち)でも二日(ふつか)でも女中の居なくなつて下等な労働をさせられてはならないと思ふ心を離さなかつたからであるなどとも思ふのです。
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
御帰りに——なった? ならないでも? 好さそうなものだって仕方がないよ。学問で夢中になってるんだから。——だから一日(いちんち)都合を
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一日(いちじつ)島田はかつて爾汝(じじょ)の友であった唖々子とわたしとを新橋の一旗亭に招き、俳人にして集書家なる洒竹大野(しゃちくおおの)氏をわれわれに紹介した。
梅雨晴 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一休(いっきゅう)さんは、応永元年(おうえいがんねん)一月(がつ)一日(ついたち)、将軍義満(しょうぐんよしみつ)が、その子(こ)義持(よしもち)に職(しょく)をゆずった年(とし)、南朝(なんちょう)の後小松天皇(ごこまつてんのう)を父(ちち)とし、伊予局(いよのつぼね)を母(はは)として生(うま)れました。
先生と父兄の皆さまへ (新字新仮名) / 五十公野清一(著)
一日(いちにぢ)のうちの何時(いづ)だがもわがらないで……
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
一日(いちにも)、茫(ばう)と成(な)つて、田圃(たんぼ)の川(かは)で水(みづ)を呑(の)んで居(ゐ)る處(ところ)を、見懸(みか)けた村(むら)の若(わか)いものが、ドンと一(ひと)ツ肩(かた)をくらはすと、挫(ひしや)げたやうにのめらうとする。慌(あわ)てて、頸首(えりくび)を引掴(ひツつか)んで
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
代助は、其所(そこ)が漠然として、刺激が要(い)らなくつて好(い)いと思つて書生に使つてゐるのである。其代り、学校へも行かず、勉強もせず、一日(いつにち)ごろ/\してゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
吾一日(ヒトヒ)緋桃の如くなまめけるなり
孤閨瞋火 (新字旧仮名) / 山口芳光(著)