“一日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あるひ25.7%
ひとひ20.0%
いちにち18.3%
いちんち14.3%
いちじつ12.6%
ついたち7.4%
いちにぢ0.4%
いちにも0.4%
いつにち0.4%
ヒトヒ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一日あるひ榛軒は阿部侯正寧まさやすに侍してゐた。正寧は卒然昵近の少年を顧みて云つた。「良安は大ぶ髪が伸びてゐるやうだ。あれを剃つて遣れ」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
あやしや三らう便たよりふつときこえずりぬつには一日ひとひわびしきを不審いぶかしかりし返事へんじのち今日けふ來給きたま明日あすこそはとそらだのめなる
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一日いちにちでも二日ふつかでも女中の居なくなつて下等な労働をさせられてはならないと思ふ心を離さなかつたからであるなどとも思ふのです。
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
御帰りに——なった? ならないでも? 好さそうなものだって仕方がないよ。学問で夢中になってるんだから。——だから一日いちんち都合を
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一日いちじつ島田はかつて爾汝じじょの友であった唖々子とわたしとを新橋の一旗亭に招き、俳人にして集書家なる洒竹大野しゃちくおおの氏をわれわれに紹介した。
梅雨晴 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
眼が覺めると十月一日ついたち、秋雨が降つてゐる。生れたのは廿八日だとか廿九日だとかの晩だといふが、ともかくわたしの出生は十月一日になつてゐる。
煎薬 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
一日いちにぢのうちの何時いづだがもわがらないで……
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
一日いちにもばうつて、田圃たんぼかはみづんでところを、見懸みかけたむらわかいものが、ドンとひとかたをくらはすと、ひしやげたやうにのめらうとする。あわてて、頸首えりくび引掴ひツつかんで
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
代助は、其所そこが漠然として、刺激がらなくつていと思つて書生に使つてゐるのである。其代り、学校へも行かず、勉強もせず、一日いつにちごろ/\してゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
一日ヒトヒ緋桃の如くなまめけるなり
孤閨瞋火 (新字旧仮名) / 山口芳光(著)