“南朝”の読み方と例文
読み方割合
なんちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一休いっきゅうさんは、応永元年おうえいがんねんがつ一日ついたち将軍義満しょうぐんよしみつが、その義持よしもちしょくをゆずったとし南朝なんちょう後小松天皇ごこまつてんのうちちとし、伊予局いよのつぼねははとしてうまれました。
先生と父兄の皆さまへ (新字新仮名) / 五十公野清一(著)
「ぼくは今日きょう先生にぼくのご先祖のことを聞きました。北畠顕家きたばたけあきいえ親房ちかふさ……南朝なんちょうの忠臣です。その血を受けたぼくはえらくなれない法がありません」
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
いわゆるこれが、南朝なんちょうである。——それにたいして、京都の朝廷を、北朝ほくちょうと、世人はいった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)