“いちじつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老媼もお通に言出しかねて一日いちじつのがれに猶予ためらいしが、厳しく乞食僧に催促されて、わで果つべきことならねば、止むことを得で取次たるなり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一日いちじつに二三回位怖々こわ/″\ながらためしてゐるうちに、うやら、ウエーバーと同じ様になりさうなので、急に驚ろいて已めにした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
僕達のイギリス文学科の先生は、ロオレンス先生なり、先生は一日いちじつ僕を路上にとらへ、娓々びび数千言を述べられてやまず。
その頃の赤門生活 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)