“いちにち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一日72.9%
終日27.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きのうまでの僕とは、ちがうのだ。自信をもっ邁進まいしんしよう。一日いちにち労苦ろうくは、一日いちにちにてれり。きょうは、なんだか、そんな気持だ。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
餘念よねんもなくたわむれてるので、わたくし一人ひとり室内しつない閉籠とぢこもつて、今朝けさ大佐たいさから依頼いらいされた、ある航海學かうかいがくほん飜譯ほんやくにかゝつて一日いちにちくらしてしまつた。
それから昨日きのう終日いちにち畠耘はたけうないをしていたが、つい忘れていると、其の翌晩又来て、何故なぜ剥して下さいませんというから、ちげえねえ、ツイ忘れやした
半べという馬鹿の大男がのっしのっしと終日いちにち、村中をほっつきまわっているのが世の中で一ばん恐ろしかった。
大根の葉 (新字新仮名) / 壺井栄(著)