“しうじつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
終日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫂(あによめ)でも、誠太郎でも、縫子でも、兄(あに)が終日(しうじつ)宅(うち)に居て、三度の食事を家族と共に欠(か)かさず食(く)ふと、却つて珍(めづ)らしがる位である。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
今(いま)や本島(ほんとう)の主人公(しゆじんこう)なる櫻木海軍大佐(さくらぎかいぐんたいさ)の健康(けんこう)は言(い)ふ迄(まで)もなく、此頃(このごろ)では殆(ほとん)ど終日(しうじつ)終夜(しうや)を、秘密造船所(ひみつぞうせんじよ)の中(なか)で送(おく)つて居(を)る。
成程(なるほど)、一日(いちにち)の苦闘(とう)に疲(つか)れて家(いへ)に歸(かへ)ツて來る、其處(そこ)には笑顏(ゑがほ)で迎(むか)へる妻子(さいし)がある、終日(しうじつ)の辛勞(しんらう)は一杯(いつぱい)の酒(さけ)の爲(ため)に、陶然(たうぜん)として酔(え)ツて、全(すべ)て人生の痛苦(つうく)を忘(わす)れて了ふ。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
吾等(われら)遠(とう)く印度洋(インドやう)の此(この)孤島(はなれじま)に距(へだゝ)つて居(を)つても、么麽(どう)して此(この)日(ひ)を祝(いわ)はずに居(を)られやう、去年(きよねん)も、一昨年(おとゞし)も、當日(たうじつ)は終日(しうじつ)業(げふ)を休(やす)んで、心(こゝろ)ばかりの祝意(しゆくゐ)を表(ひやう)したが、今年(ことし)の今日(けふ)といふ今日(けふ)は
翌日(よくじつ)は平岡の返事を心待(こゝろまち)に待(ま)ち暮(く)らした。其明(あく)る日も当(あて)にして終日(しうじつ)宅(うち)にゐた。三日(みつか)四日(よつか)と経(た)つた。が、平(ひら)岡からは何の便(たより)もなかつた。其中(そのうち)例月(れいげつ)の通り、青山(あをやま)へ金(かね)を貰(もら)ひに行くべき日(ひ)が来(き)た。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
夕日(ゆふひ)の沈(しづ)む頃(ころ)、櫻木大佐(さくらぎたいさ)も武村兵曹(たけむらへいそう)も、痛(いた)く疲(つか)れて皈(かへ)つて來(き)たが、終日(しうじつ)延氣(のんき)に遊(あそ)んだ吾等(われら)兩人(りやうにん)の顏(かほ)の、昨日(きのふ)よりは餘程(よほど)勝(すぐ)れて見(み)へるとて、大笑(おほわら)ひであつた。此(この)夜(よ)も夜更(よふけ)まで色々(いろ/\)の快談(くわいだん)。