“心待”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころまち54.5%
こゝろまち27.3%
こころま18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
式なればえも隠さでいだしたるなどを、額越ひたいごしにうち見るほどに、心待こころまちせしその人は来ずして、一行はや果てなむとす。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
代助はこゝろのうちに、あるひは三千代が又一人ひとりで返事をきにる事もあるだらうと、じつ心待こゝろまちに待つてゐたのだが、其甲斐はなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
『かねて乙姫様おとひめさまからのお言葉ことばにより、あなたのおでを心待こころまちにおもうしてりました。』とあちらさまでもたいそうよろこんでわたくしむかえてくださいました。