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心待
読み方 | 割合 |
こころまち | 54.5% |
こゝろまち | 27.3% |
こころま | 18.2% |
式なればえも隠さで
出したるなどを、
額越しにうち見るほどに、
心待せしその人は来ずして、一行はや果てなむとす。
代助は
心のうちに、あるひは三千代が又
一人で返事を
聞きに
来る事もあるだらうと、
実は
心待に待つてゐたのだが、其甲斐はなかつた。
『かねて
乙姫様からのお
言葉により、あなたのお
出でを
心待ちにお
待ち
申して
居りました。』とあちら
様でも
大そう
歓んで
私を
迎えてくださいました。