“様”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
さま45.8%
よう23.4%
さん10.5%
ざま10.5%
やう7.1%
ごと0.6%
0.6%
サマ0.6%
ヤウ0.6%
どん0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんなに何事にも力の尽きたやうな今のがみじめでならなくも思はれるのであつた。二人の記者は何時の間にか席に居なくなつた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
そうして、なおも夢中になって、その自記機械から、巻紙のものを長くひっぱり出して見ている。その目は異様な光をおびていた。
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)
(御宅の御新造は、に居ますで案じさっしゃるな、したがな、またなりにお前の処へは来ないからそう思わっしゃいよ。)
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ドウしたってこの幕府と云うものはさなくてはならぬ。も今の幕政のを見ろ。政府の御用と云えば、何品を買うにも御用だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
阿母さんは大原律師様にお頼みしてさん達と同じ何処かの御寺へ遣つて、を剃らせて結構な御経を習はせ度いと思ふの。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
「そうじゃない。あれあ大病人の祝言じゃけに、病気にらん、ソロオッと遣ってくれたとたい。毛唐人なあ気の利いとるケニ」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
後について来るとたものが足音を絶つ、並んどったものが見えんになる、前に進むものが倒れてしまう。自分は自分で、楯とするものがない。
戦話 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
芸の高潮に入る最初で、興奮初めて発する姿であり、又表情の大きく顕れるのを防いでゐる努力時のだとも言へる。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
黒玉の大きな石壁に、刻み込まれた白々としたからだのに、かに、だが、すんなりと、手を伸べたまゝで居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
……と言うのが……何でもその日田の御金奉行の野西春行という若侍が、あの騒動の起って以来、毎日、御城内の大目付、川村のお役宅に押しかけて来て