“坊様”のいろいろな読み方と例文
旧字:坊樣
読み方割合
ぼうさま29.4%
ぼんさま23.5%
ばうさま11.8%
ぼうさん11.8%
ぼっちゃま11.8%
ばうさん5.9%
ボサマ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(やあ、ご坊様ぼうさま。)といわれたから、時が時なり、心も心、後暗うしろぐらいので喫驚びっくりして見ると、閻王えんおう使つかいではない、これが親仁おやじ
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この坊様ぼんさまは、人さえ見ると、向脛むこうずねなりかかとなり、肩なり背なり、くすぼった鼻紙を当てて、その上から線香を押当てながら
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
前様めえさま湯治たうぢにござつて、奥様おくさま行方ゆきがたれなくつたは、つひごろことではねえだか、坊様ばうさま何処どこいて、奥様おくさまことづけをたゞがの。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
坊様ぼうさんは口のうちで、しきりにぶつぶつと念じています。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
我家うちの旦那が急に気がちがって、化物ばけものだ化物だと云って、奥様も、坊様ぼっちゃまも斬りました、どうか早く来てください」と周章あわてて云った。
通魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それ坊様ばうさんつたんです。出家しゆつけふには
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)