“法体”のいろいろな読み方と例文
旧字:法體
読み方割合
ほったい71.8%
ほつたい15.4%
ほうたい5.1%
おからだ2.6%
ほでえ2.6%
ホフタイ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
念のために容子ようすを聞くと、年紀としは六十近い、被布ひふを着ておらるるが、出家しゅっけのようで、すらりと痩せた、人品じんぴん法体ほったいだという。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
世間の噂は皆実正まことなり。われと吾身に計り知られぬ罪業を重ねし身。天下、身を置くに処無し。流石さすが法体ほつたいの身の、かゝる処に来合はせし事、天の与ふる運命さだめにやあらんずらん。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
綺麗な尼だったそうだよ、比丘尼びくに長屋には法体ほうたい売女ばいたも居る世の中だから目黒の尼寺は大した人気だったと言っても嘘じゃ無さそうだ。
有髪の法体おからだとも思えぬ案外の元気で、半白の鬢にも血色の良い顔にも何んとなく返り咲く若い血潮が漲って居ります。
よくもよくもそげえな法体ほでえもねえことを吐かしてけつかる!
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
法体ホフタイ」はfottai「ガフす」gassu「立夏リフカ」rikka「十方ジフハフ」jippǒ「法被ハフヒ」fappi
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)